編集者より・・・
このOB会のブログで卒業生同士、あるいは卒業生と現役との交流の場になれば、ということで記事をアップして参りました。卒業生の皆さんのご活躍の様子を紹介することで、そのつながりも深くなるものと考えていましたが、第一弾はやはりこの先輩しかいないと思った次第であります。多忙の中お手数をおかけしましたが、第一弾発表させて頂きます。先日アップした全国高体連加盟にも夏川先輩のご尽力がなければ、実現できてなかったのではと思います。日体大拳法部の卒業生が高体連でも活躍の場が与えられるのも夏川先輩のご努力が在ってのことだと思います。


 日体大少林寺拳法部5期生 正範士七段  夏川  勉先輩
昭和45年3月学友会少林寺拳法部を卒業し、4月より新潟県公立高校の体育教師と成る。卒業の同期にオリンピック選手の器械体操でゴールドメダリスト・監物選手、月面宙返りの塚原選手、バレーボールで一人時間差の森田選手と優秀な人材が多く居る。学業成績で理事長賞の代表で表彰を受けるが、教育現場では一からの出発であった。日体大の監督であった大屋昭夫先生の名で新潟市内で道院を設立。
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道場長の立場で指導に励むが、体育教師の本業も多忙となり、道院長就任は5年遅れる。
 県内でも指折りの進学校である県立巻高校時代に道院長に就任し、県連理事長として30年勤める。その間、自分の背中には「少林寺拳法」の看板があるとの想いから普及振興に全力で取り組んできた。
 県連盟の設立、県体協加盟、武専の開設、全少年拳士のスポーツ少年団登録、高体連加盟と他県に先がけて県内の組織整備と充実に努力してきた。本部に行っても最初の頃は日体大出身の支部長が少なく淋しい想いもしたものだが、近頃は後輩が各地で活躍してくれるので誇り高く思っている。

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 数年前から県連独自の活動拠点になる施設が必要と考え、3年前に県央の地、出雲崎町に研修センターを設立し、県の行事や武専、大会等を実施している。
 先を見すえた洞察力を持ってこれからの指導者は行動して行かねばならない!道院長に就任し、本部での研修会での感想にも30数年前から全国高体連への加盟は提唱してきた。全国高体連加盟は実現したが、これからが益々個々の自覚が大切と成ろう!
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2年前に38年間の公立高校教諭生活を退職し、昨年の4月より、種々な理由から高校に行くことができなかった子、或いは引きこもり、中退者の為に寮付きのフリースクール「夢想舎」を開校し、通信教育で高校の卒業認定を取得して社会参加できる様、同校の理事長・校長として現役生活を送っている。フリースクールの校訓は「ありがとうこの命 ありがとうあなたとの出会い」であり、グループ総裁の書を校内に掲げ、生命の尊さと「事上錬磨」の精神をモットーに現在7名の生徒、2名の先生と一緒に充実した生活を毎日送っている。
 これ迄に県体協から優秀指導者賞、功労賞等を頂いたが、受賞は一つの節目であり、自らの生きざまが大切なのだと考え一日一日を有意義に生き抜いてゆくつもりである。
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※1999年関東以北で初めての全国大会
関東から北では初の全国大会であり、実行委員会全員が初体験であり不安で一杯であった。しかし、主催は本部であり、主管・主催地の責務を果そうと一丸となって乗り切った。互いを信じ、団結し、皆でやり抜いた…この自信こそが県連の次への大きなステップとなるのである。いきなり大きな事を夢見ることなく、一歩一歩着実に階段を登るが如く一歩上を目指すことが尊いのである。ちなみに、本大会のテーマは「練歩」である。
※OBのあり方
日体大少林寺拳法部5期生の立場からOB会の創設を提唱することで同校OB会を設立し、現在はOB会顧問に就任。設立時の合言葉は各地に分かれたOBは“金は出しても口出すな”であり、監督とコーチの指導を全面的に支持するだけで良いのだ!



夏川先輩 ありがとうございました。これからもお身体に気をつけられて、いついつまでも気合いの入った我々のボスで居続けてください。

これから卒業生の皆さんの活躍報告を定例化して行きたいと考えております。自薦、他薦は問いませんので、各代で紹介してほしい方がいらっしゃいましたら、是非、22代福家健司までご紹介下さい。教員関係だけではなくいろいろな方の紹介をお待ち申し上げています。

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